左の代打は任せて下さい! 阪神伊藤隼太外野手(25)が13日、低迷チームの救世主になる意気込みを明かした。不調の新人江越と入れ替えで今日14日に今季初昇格。名古屋遠征に備えた荷物出しで鳴尾浜を訪れた顔は、気合十分だった。
伊藤隼 自分にとっての開幕。いい時に上げてもらったし、チャンスをもらえたら自分のスタイルでアグレッシブにプレーしたい。
チームは12日に連敗を6で止めたが、得点力不足の一因には左の代打不足もあった。右腕相手の好機でも関本や新井、狩野が行かざるを得なかった。だがその間、調子を上げてきたのがこの男だ。11、12日のBCリーグ富山、福井との交流戦2連戦は、1発を含む7打数5安打3打点。ウエスタン・リーグでは8打点でトップ。対右腕は昨年も打率3割、2本塁打と得意にしており、左の切り札が満を持して加わる。
伊藤隼 キャンプ終盤からオープン戦はよくなかったけど(打撃を)調整して調子を上げる時間があった。やることはやった。あとは実戦で出すだけです。
キャンプは1軍発進したが、ヒットはオープン戦初戦の代打2ラン1本で降格。同じ外野手で3歳下の江越に開幕1軍を奪われる悔しさも味わった。2軍で掛布DCから受けた指導は「こまのように軸で回れ」。そうすれば「円広志の“とんでとんで”だよ」。ウイットに富んだ師匠と長打量産フォームへの改良に取り組み、昇格の時を迎えた。
大和も本調子ではないため、先発のチャンスもある。愛知出身のご当地から、11年ドラフト1位が自身とチームの逆襲を期す。【松井清員】



