北九州で勝てない。ソフトバンク大隣憲司投手(30)が今季ワーストの11安打6失点でKOされた。ソフトバンクは、わずか2日で首位から陥落。満員1万7855人の北九州のファンに4年ぶりの白星を届けられなかった。これで11年8月31日オリックス戦から引き分けを挟んで7連敗だ。
オリックスには今季2戦2勝と相性が良かった大隣が、2度追いつかれ、6回には4安打を集中され3点を失った。工藤監督は「そういう時もある。自分でも悪いと思っている中で何とかしないといけない。負けて残念だが、また調整してやっていってほしい」。大隣が2桁安打を許したのは10年6月6日の阪神戦以来。オリックスには13年4月9日以来2年ぶりに黒星を喫した。大隣にしてみれば珍しい数字が並んだが、試合でも終盤、地方球場ならではの珍事が連発した。
7回2死。五十嵐が駿太を空振り三振に奪った球がバックネット方向に大きく跳ね、この日設置された「丸永製菓 白くま」の赤い看板の上に乗っかった。捕手の高谷は完全に見失い、その間に駿太は三塁へ。“振り逃げ三塁打”で一気にピンチとなった。工藤監督は「ルールの話は聞いていた」。地方球場の場合、審判と両監督で球場ルールを決める。この日も看板とネットの間に挟まればボールデッドになるが、看板に乗っただけでは、インプレーと決められていた。
7回裏の攻撃前には、黄色のジェット風船と一緒に三塁側から花火が打ち上がったが、その煙で視界不良となり2分間中断した。
北九州での試合は、7月20日にもう1試合ある。工藤監督は「次は勝つよ。また7月にあるだろう。7月は頑張ります」と必勝を誓った。【石橋隆雄】



