いらだち、自分に毒づいた。日本ハム中田翔内野手(26)が、まとわりつくような失望を吐き出した。「腐ったバッティングしてもうたわ」。チーム今季最少タイ2安打で、3度目の0封負け。連勝が5でストップした。大谷にも黒星が付いた。主砲は阪神メッセンジャーに内野ゴロ3つを積み上げた。聖地を埋めた4万6000観衆の引き立て役に回り、眉をつり上げた。

 見せ場は4回だった。0-0で投手戦の気配満点で迎えた、先制の機会。1死一、二塁だった。0-1からの2球目、真ん中高めの直球を三ゴロ併殺。ムードが消沈した、その裏に決勝点をもぎ取られた。「(大谷)翔平に申し訳ない気持ち。痛いな」。メッセンジャーとは昨季は未対戦も、11年から3年間で13打数で、3本塁打を含む7安打。「嫌いじゃなかったんだけどね」と好相性だっただけに、嘆きは響いた。

 快調な交流戦の9連戦の初戦で惜敗した。栗山監督は大谷をサポートできなかった打線を、チクリと刺した。「完璧な投球をされたら点は取れない。でも、しょうがないとは思わない」。今日、阪神との第2ラウンドへ手綱を締め挑む。「負けた責任は自分にあるからな」。テンションが一気に上がった中田を先頭に、仕留め損ねた虎を狩りにいく。【高山通史】