日本ハム大谷翔平投手(21)が、首位ソフトバンク追撃の刺客になる。今日20日から後半戦がスタートする。栗山英樹監督(54)は19日、前半戦を終え勝ち数(10勝)、防御率(1・43)ともにリーグトップの大谷をソフトバンク、西武の上位チームとの対戦にぶつける「ガチンコローテ」を組む方針を示唆した。直接対決を制し、逆転優勝をもくろむ。
直接たたいてのし上がる。逆転優勝のシナリオには、大谷の力が不可欠だ。広島での球宴第2戦から一夜明け、栗山監督は後半戦へ目を向けた。「どこから取っても1勝は1勝だけど、力のあるチームから勝つこと。優勝の条件として必要」と、3・5ゲーム先を行くソフトバンク、3位西武との直接対決を重要視。大谷をぶつけるローテについて「それは考えている。追いかける方は目いっぱいいくしかない」と明かした。
昨年までとは考えが変わっているという。チームの勝率だけを追い求めるスタイルがこれまでの姿勢だったが、セ・リーグ勢が惨敗した交流戦で状況は変化した。日本ハムも貯金「15」と、例年なら独走していてもおかしくない戦いぶりだが、今年はさらに上を行くチームがいる。「去年までは、相手(がどこか)より確実に(勝ちを)取っていく」という自軍優先のローテの組み方だったが、今季の後半戦は日程表をにらみながら、ライバルを蹴落としに行く方針に変更する。
大谷は24日の西武戦(西武プリンスドーム)で後半戦の登板がスタート。8、9月は上位チームとの対戦を中心にマウンドに上がることになりそうだ。「どこのチームでもやることは変わらない。一戦一戦しっかりやりたいです。投げるからには全部勝つつもり」と気持ちを高めた。
今日20日楽天戦(札幌ドーム)は野手として起用される見込み。「しっかりと初戦を取れるようにしたいです」。この先に控える投手・大谷の勝負どころへ向け、まずはバットで弾みをつける。【本間翼】



