ソフトバンク武田翔太投手(22)が自己最多をさらに更新する11勝目を挙げた。7回途中に右手人さし指のマメがつぶれ、その回限りで降板したが、7回を5安打無失点、7奪三振の好投。「孫オーナーのためにも勝ててよかった」と白星をプレゼントし、笑顔が弾けた。
試合前のブルペン投球を終え、ベンチへ戻る時にオーナーから「頑張ってくれ」と激励された。「まさか来られているとは思わなかった。勝たなきゃと思いました」と、気合を入れてマウンドに上がった。
最速148キロの直球と落差のあるカーブの出し入れで楽天打線を翻弄(ほんろう)。4回2死一、二塁のピンチでは藤田に3球すべてスライダーで勝負し捕邪飛に打ち取るなど、捕手高谷とのコンビもよかった。
リーグトップ13勝の日本ハム大谷に2差と最多勝もまだ射程内だ。「勝ちを意識すると自分もきつくなる。今年はケガなくシーズンを投げること」。欲を出さず最後までローテーションを守り、1つずつ勝ち星を重ねるつもりだ。【石橋隆雄】



