ソフトバンクが快勝で2年連続19度目(1リーグ制2度、パ・リーグ17度)のリーグ優勝を決めた。

 2連覇が決まった瞬間、選手がマウンド付近で歓喜の輪をつくった。最後方から両手をたたきながら工藤監督は歩を進めた。泣きじゃくる内川とハグをかわした瞬間、笑顔の監督も目が赤く染まった。金の紙吹雪が舞う中、工藤監督の体が9度宙を舞った。

 工藤公康監督の試合後の優勝監督インタビューは以下の通り。

 -就任一年目で宙に舞った 

 工藤監督 最高でした。

 -福岡で胴上げ、喜び大きかった

 工藤監督 大阪のファンの方も大勢来て頂いたんですけど、この地元、福岡で多くのファンの前で優勝することが出来て本当にうれしいですけど、心のどこかではホッとしています。

 -シーズン通して苦しい時もあった

 工藤監督 僕が苦しいのは、たいしたことないんですけど、選手たちが朝から出てきて練習して調子が悪ければ練習し、自分が不調になったら特打したりバントしたり、選手たちの努力をグランドを通じて見てきた。選手たちが良くやってくれましたし、選手たちのおかげです。ありがとうございます。

 -4番内川が先制打

 工藤監督 今年キャプテンに任命させてもらって、辛いところを彼一人に背負い込んでもらったところもあるというふうに思っています。4番としてキャプテンとして、苦しい思いをたくさんしたと思うんですけど、今日の優勝で彼の思いが救われたかなと思いますし、まだまだクライマックスも日本シリーズも頑張るぞ!

 (内川はベンチで応えるように握り拳をあげる)

 -終盤には松田、長谷川の本塁打、相手が嫌がる打線が出来ている

 工藤監督 本当は次につないで次につないでっていう気持ちをすごく選手たちが持ってくれてましたし、点が欲しいときに今日の松田選手、長谷川選手が打ってくれたように、ホームランも打ってくれる楽しい選手に恵まれて僕は幸せです。

 -今シーズン大きく成長した武田が12勝

 工藤監督 どちらかというと1年間ローテーション守るのは初めてだと思うんですけど、苦しいときもあったと思います。なかなか自分の思い通りにいかなかった所もあると思うんですけど、しっかり自分で考えて、調整方法も変えたり、いろいろ自分の中でしっかり考えられるなというところが、彼の成長したところだと思います。まだまだ12勝というのは彼のモチベーションからすると足りないので、今後とも一生懸命投げてもらいたいです。

 -今シーズンは投手陣がうまくまわった

 工藤監督 (先発)ピッチャーが少しでも長く投げてくれて、後ろの3人が休める時もあったし、困ったときには3人を使って、しっかり勝つことが出来たので、森選手、五十嵐選手、サファテ選手、本当に3人がいたから、ピッチャーが安心して投げられました。

 -この後、短期決戦

 工藤監督 シーズンと同じように、逃げない気持ちであったり向かっていく気持ちというのが、一番大事だと思います。それをホークスは1年通してやってこれたので、このままでクライマックスを勝っていけると思います。

 -ファンへ

 工藤監督 1年目の監督の僕を、頑張れよというふうに励ましてくれた。1年間応援して頂き本当にありがとうございます。その言葉が僕の勇気となって、ここまでやってこれることができました。王会長に「監督をやってくれ」と言われてから、すごく自分なりにもプレッシャーはあったんですけど、99年の優勝から僕は福岡を出て、いつかこの福岡で少しでも恩返ししたいという気持ちで、監督を引き受けさせていただきました。それが今日、かなうことができて、こんなに幸せな人間はいません。皆さん、ありがとうございました。