故郷にリニアが走るまで投げ続けます! 巨人菅野智之投手(26)が7日、神奈川・相模原市役所での「スポーツ振興に関する協定締結式」に出席。同市の「暮らし潤いさがみはら寄付金」制度を活用し、今オフに設立した社会貢献活動に向けた「菅野基金」の一部を寄付した(金額は非公表)。今後の新たな目標に、同市を駆ける「2027年リニア中央新幹線」開通まで現役と設定した。

 郷土愛にあふれた宣言だった。協定締結後の記者会見。菅野は「リニアモーターカーが通るということもありますし、1つの目標として通るまで現役でいたい」と誓った。現在、2027年を目標に東京-大阪間で時速500キロの「リニア中央新幹線」を導入する計画が進行中。相模原市内に新駅が設置される予定だ。自分の未来予想図を故郷のビッグプロジェクトに重ね、「相模原市に通るのがうれしい」と声を弾ませた。

 計画通りなら、リニア開通を38歳で迎える。それを承知で「体にだいぶがたが来ていると思うけど、品川から名古屋に40分ぐらいでいける。少しでも移動が短くなる」と笑った。1日には「生涯開幕投手」を宣言。故郷の明るい話題をさりげなくPRしつつ、「あと12年か。頑張ろう」と、自身の壮大な夢実現へのモチベーションにも変えた。

 ふるさとへの思いは、東京五輪の“金の卵”育成にも向けられた。寄付金はスポーツ振興に活用される。使い道のイメージを「中学、高校の時からトレーニング施設があれば、もう少し違ったかなと思ったりします」と言った。「東京五輪もあるので1人でも多く相模原市出身の選手が活躍できるように」。菅野基金で整備された施設で鍛錬された“菅野チルドレン”が未来の五輪アスリートに成長するよう、今後も「あしながおじさん」としてサポートを続けていく考えだ。

 「今の自分があるのは相模原市があってのもの。これからも貢献していきたい。そのためには活躍することが重要」。故郷と一緒に、菅野も明るい未来を描いていく。【浜本卓也】