昨年8月に左肘を手術したソフトバンク大隣憲司投手(31)が23日、手術後初めてブルペン入りし、復活をアピールした。西戸崎室内練習場のブルペン。やや強めのキャッチボールを終えた左腕が、ゆっくりとブルペンに入った。「30球行きます」。そういうと、捕手を立たせて、セットポジションから、ゆったりとしたフォームで1球1球、確認するように30球を投じた。

 「怖さがなかったのが良かった。まずは1歩を踏み出した感じですね」。戦線を離脱した昨年6月以来、約7カ月ぶりとなるブルペンに笑みがこぼれた。

 8月下旬に左肘を手術してから、リハビリを続けてきたが、じっくり調整するつもりはない。「ケガしているので開幕はいいかと思われたくない。キャンプからどんどんアピールしていきたい」。そのための第1歩となったブルペン入りに「今は50%くらいだけど力の入れ具合も良かった」と手応えを感じている。

 開幕ローテーション争いに割って入るつもりだ。「昨年より競争は激しいのでどんどん食い込んでいかないと」。外は雪がちらついていた西戸崎だが、燃えたぎる闘志を内に秘め、左腕が復活ののろしを上げた。【浦田由紀夫】