オリックスは勝てば初の最下位脱出、4位浮上の可能性もあった一戦で今季2度目のサヨナラ負けを喫した。楽天と2試合連続の延長戦は12回に突入。6番手の塚原が2イニング目のマウンドに上がった。松井稼の安打から1死一、二塁のピンチ。後藤を空振り三振に打ち取ったが、嶋にやられた。前進守備の左翼小田を越えるサヨナラ打…。引き分け目前で悪夢だ。
「いい感じで(後藤を)三振に取ったけど、次にボール先行にしたのが良くない。昨日もいい感じで勝てたので、今日も勝ちたかったけど…。自分の力不足です」。2日間で49球も投げた右腕に、女神はほほ笑んでくれなかった。
4回に糸井が先制2ラン。5回は駿太の適時打で追加点を奪った。だが同点に追いつかれると、突き放す力が今の打線にはない。6回からゼロ行進。深刻なのが両外国人だ。モレル、ボグセビックとも打率2割台前半と不振が続く。2人が打てない現状は、大量得点のにおいが漂わない。
福良監督は「最後は仕方ない。ツカにかけたから」と塚原をかばった。打線については「嘉男の状態がいいだけに…。もう少し打ってくれたら」と糸井の後続に奮起を求めた。4時間37分は今季チーム最長。仙台の肌寒さが身にしみる結末だった。【大池和幸】



