広島野村祐輔投手(27)が打線の援護にも恵まれ、7回7安打3失点にしのいで、ハーラートップ快走の11勝目を挙げた。

 立ち上がりの1回に1点を失うも、打線に力をもらった。2回に追い付き、中盤に突き放した。「野手の方、石原さんに本当に感謝したい」。4回は1イニングだけで30球を要し、2死満塁から2点を返された。6回まで3者凡退は2度。苦しみながらも6回7安打3失点にまとめ、前半戦だけで11勝目に到達した。「チームがこの位置にいるので、1試合1試合気を引き締めていきたい」。球宴を経て、後半戦も主戦として期待される。