ヤクルトが今季初の7連敗を喫した。

 ソフトバンク石川の150キロ近い直球に差し込まれる。ファウルでカウントを作られて追い込まれると、最後は変化球で三振。6回までに12三振を奪われ、後続の投手陣も打てず終わってみれば今季最少タイの3安打、15奪三振となった。先発の石川雅規投手(37)は安定した投球を見せたが、3回2死一、二塁から打者柳田に対してスライダーを失投。甘く入った1球で3ランを浴びて、5敗目となった。

 投手陣は踏ん張りながらも打線が援護できない状況に真中満監督(46)は「(石川は)逆球で真ん中に入った。でも、3点。打線が援護しないといけない。いいピッチャーというのはあるが、真っすぐに芯でとらえられているバッターがいない。当たり前だけど、ストレートを狙ってしっかりとらえないと」と話した。

 これで引き分けを挟み7連敗で、交流戦でいまだ勝利なしとなった。