ヤクルト大松尚逸内野手(35)が歴史的な逆転劇に決着をつけた。同点の10回、1死から代打で登場し右中間へ3号ソロ。5月10日の広島戦以来、今季2本目のサヨナラ弾を放った。

 大松は「チームもそうですが、僕自身もいいところであれだけ使っていただいてなかなか結果が出なかった。何とかチームの力になりたいと思っていたので、今日それを形にできて良かった。(感触は)完璧だったんで、後はライトスタンドのファンのみなさんの声援で伸びてくれと思っていました」と感慨深く話した。

 チームは5回までに0-10とリードされたが、7回に2点、8回に8点を奪い同点。延長に持ち込んでいた。10点差の逆転勝利はプロ野球タイ記録で史上4度目の快挙だった。