ソフトバンク上林誠知外野手(22)が母校仙台育英の8強進出を喜んだ。試合中の3回表2死二、三塁、打者中村晃、カウント1-1の場面で大阪桐蔭に9回逆転サヨナラ勝利。携帯電話などで試合の結果を知ったスタンドのファンが急にざわつき、楽天則本が投球動作に入ろうとしたタイミングでタイムが宣告されるハプニングもあった。

 「球場がざわついた時は何が起きたのか分からなかった。ベンチでは、時間的に育英が勝ったんじゃないかという話をしていた」。その後、3回裏の守備につく際にスタンドの楽天ファンが「育英勝ったよ~」と教えてくれたといい「相手チームなのに出身校を知ってくれているのはありがたいですね」と感謝した。

 上林が通っていた仙台育英はKoboパーク宮城から約200メートルの距離にあり、最寄りのJR宮城野原駅からスタジアムに向かう道路沿いに位置している。