日本ハム大谷翔平投手(23)が今季4度目の先発マウンドに立った。中8日での登板。視察に訪れたメジャー17球団から熱視線を送られる中、初回を無安打1四球無失点に抑えた。この回、最速は158キロをマーク。まずまずの立ち上がりを見せた。球数は今季最多の約100球が目安とされている。

 1回に中田の先制適時二塁打で援護を受け、1-0で迎えた2回。先頭松田に右前打を放たれ、送りバントで1死二塁でこの日初めて得点圏に走者を背負うと、福田への初球で160キロ直球を投じ遊ゴロ。続く高谷への2球目で161キをマークし空振りを奪うと、カウント1-2から133キロスライダーで空振り三振に仕留め切り抜けた。

 3回は内野安打と四球などで2死二、三塁のピンチで打席に4番デスパイネを迎えると、最速162キロをマークし、カウント2-2から138キロのスライダーで空振り三振を奪い、得点を与えなかった。

 4回1死走者なしから上林にソロを浴びて1点を失った。カウント3-1から155キロ直球を右翼スタンドへ運ばれ、2試合ぶりに失点した。

 5回は2死から160キロ直球が外れて四球を出すも、デスパイネから空振り三振を奪い、無安打無失点。ここまで球数は82球。

 6回は先頭への四球から2安打で2死満塁のピンチも、明石を空振り三振に仕留め無失点。この回160キロを3球記録した。6回まで108球を投げ、5安打1失点。

 前回登板の12日楽天戦では80球の球数制限の中、5回2/3で78球を投げ1安打無失点に抑え、今季初勝利を挙げている。