FA移籍による人的補償で阪神への移籍が決まっているDeNA尾仲祐哉投手(22)が、今オフは無心で体幹を鍛え抜く。

 13日、神奈川・横須賀市で自主トレを行い、キャッチボールやランニング、筋トレで汗を流した。チームがFAで獲得した大和内野手(30)の人的補償のため、1年での移籍が決まっており、DeNAでの生活は残りわずか。「慣れてきたところだったので、やっぱり寂しい」と話した。

 年明けは出身校の広島経大で自主トレを行う予定で「先発か中継ぎかは考え込まず自分の投げたい球を投げられるようにしたい」と無心で備える。オフは「踏み込んだ左足のバランスが悪い。体幹、下半身を強くしないといけない」と課題克服に取り組み、一回り成長した姿で新天地に向かう。練習後はファンへのサインにも気さくに応じ、別れを惜しんでいた。