広島鈴木誠也が3回、右足首を負傷した昨年8月23日DeNA戦(横浜)以来219日ぶりの安打となる勝ち越し打を放った。

 同点の3回無死二塁から、中日小笠原の130キロをたたくと、左中間を真っ二つに割った。二塁走者を本塁に迎え入れ、鈴木も二塁到達。「フルカウントからしっかり粘りながら、自分のスイングで振り抜くことができました。良かったです」。右手拳を握ると、チームメートがいる一塁ベンチを見つめ思わず笑みがこぼれた。

 昨季終盤、優勝争いの中離脱し、長いリハビリを余儀なくされた。春季キャンプも別メニューからスタートし、シーズン開幕に合った。1打席目は四球を選び、迎えた復帰2打席目に快音を響かせた。