高卒2年目の阪神浜地真澄投手(20)が韓国・LGとの練習試合に4番手で登板。2回1安打無失点で、3者連続を含む5三振を奪い、矢野監督から絶賛された。

「真っすぐ? 浜地はそれが一番の魅力。俺がすごくいいなと思ったのは、左打者の外スラで勝負できたというのが一番。(7回にカウント)3-2から三振を取れたというのがあった。そういうアウトの取り方ができるというのは幅が広がる」

指揮官が言うように、7回2死一塁では左打者を相手にフルカウントからの9球目に外角スライダーを投じて空振り三振を奪った。浜地は「外スラは(今回の)キャンプで練習してきた。それが試合でうまく出せました。(キャンプの)疲れもありましたけど、三振を狙ってとれたので良かったと思います」と手応えを感じていた。さらに「(首脳陣への)アピールというよりは自分が納得したかったので。ある程度は(投球の)形ができたので、台湾でも精度を高められたらなと思います」。今月末から派遣される台湾ウインター・リーグでのレベルアップを誓った20歳右腕。浜地が望月、才木に続き「若虎三銃士」を形成していく。【真柴健】