先発足りない! オリックス西村監督が「ほぼ全員先発テストプラン」を明かした。自由契約となった金子が日本ハムへ、FA宣言した西は阪神へ移籍することが決まり、合わせて通算「194勝」の両右腕が去る。残された投手陣から先発を選定しなければならず、指揮官は「投手陣には先発調整からやってもらう。開幕投手は全く白紙。オープン戦を見て見極める」と競争を促した。

パ・リーグのチーム防御率1位を支えてた中継ぎ陣は基本的には固定される見通しだ。今季日本ハムから移籍し、35セーブの増井は守護神継続が濃厚。吉田一、近藤、沢田、山田らは引き続き中継ぎの見込み。その一方で、先発から中継ぎに転向し、リーグ2位の36ホールドポイントを挙げた山本は先発復帰も視野に入る。来季3年目の右腕自身が先発を希望し、西村監督も「先発2人抜けたし(先発の)可能性はある」と言及した。他にも今季39試合に登板した黒木もオフから先発転向へ挑戦中。2枚看板が抜けた今、投手陣の再編成を急ピッチで進めていく。【古財稜明】