広島が開幕直前にローテーションの大幅な再編を迫られる事態に陥った。第6の先発とみられていた新外国人ケーシー・ローレンス投手(31=マリナーズ)が、祖父の葬儀に参列するため25日に帰国することが24日、発表された。

30日に再来日するが準備期間が少なく、開幕ローテーションを外れることは確実となった。23日にソフトバンク戦先発を回避したジョンソンの今後も不透明。この日は遠投、ランニングをこなし「大丈夫、問題ない」と話したが、登板がいつかは不明だ。

この日先発した岡田は5回4安打5失点。2つの押し出し四球を含む5四球を記録するなど、安定感を欠いた。先発要員で決まっているのは、開幕投手の大瀬良だけ。佐々岡投手コーチは「やりくりはちょっと今、わからないです。大幅な再編? そうなるでしょうね」と話した。ジョンソン、床田、九里、岡田、野村をどう再編するか。新たな要員を抜てきするのか。いずれにしろ、突貫工事で開幕に向かうことになった。