巨人の上原浩治投手(44)が20日、都内のホテルで会見をし、現役引退を表明した。

◆制球力 制球とテンポの良さが持ち味。99年7月4日横浜戦は1時間59分で終わった。日本プロ野球で1試合平均与四球1・20、三振が多く四球が少ない安定度を示す指標「K/BB」(三振÷四球)6・64は、ともに通算1500回以上を投げた投手の中でトップだ。

◆トリプル100 勝利、セーブ(S)、ホールド(H)の3部門で通算100以上の投手は、日本だけではまだいない。日米通算で上原が初めて達成した。大リーグでは98年セーブ王のトム・ゴードン(88~09年)が、138勝、158S、110Hをマークしているだけ。ゴードンの先発勝利は73勝。上原は先発で108勝しており、先発100勝で100S、100Hは大リーグにもない。