左太もも裏を痛めていたソフトバンク今宮健太内野手(28)が約1カ月ぶりに実戦復帰した。

ウエスタン・リーグ中日戦(タマホームスタジアム筑後)に1番遊撃で先発。打っては2打数1安打2打点。

守備でも遊ゴロ併殺を完成させるなど、軽快な動きを見せ「久しぶりの実戦でしたが、いい形でスタートが切れた。ゲームに出たことが一番の収穫」と笑った。

2回1死二、三塁の2打席目だ。左腕の中日松葉に対し、変化球で体勢を崩されながら我慢して中前に運んだ。2者が生還する適時打となった。「嫌な形でバッティングできたのが収穫。抜かれた球で、体が前にいくのは1軍にいたとき嫌だった。ヒットどうこうより、あそこでしっかりスイングができたのが良かった」と納得できる一振りになった。

16、17日もイニング、打席数を増やしながら同戦に出場予定。首脳陣は、早ければ19日楽天戦(楽天生命パーク)からの1軍合流も検討している。今宮は「焦りながら、ゆっくりと。1日も早く上で結果を残さないと。入れ替わりの激しい世界。自分にプレッシャーをかけてやっていきたい」と力強く話した。【山本大地】