阪神鳥谷敬内野手(38)が24日、今季限りでの現役引退を決断した巨人阿部への思いを語った。

13年WBCでは侍ジャパンの一員としてともに戦い、阿部主将のもと準決勝進出を果たした。「チームを引っ張るというか、背中だけでなく言葉でも引っ張っていく印象があった。本当に絵に描いたような中心選手でありキャプテンでした」。

「伝統の一戦」でも長年しのぎを削り、「やっぱりジャイアンツとやると特別な試合になる。そういう意味では相手投手というよりは、捕手が阿部さんの時は阿部さんと勝負しているような感じだった。いろいろ考えさせられたなと思います」と振り返った。

自身は今季限りで阪神を退団し、他球団での現役続行を目指すことになる。「非常に寂しいというか…。一緒にやったメンバーがどんどん辞めていくというのは寂しいなと思います」と神妙な表情だった。