「プレミア12」(11月2日開幕)の代表メンバーに選出された西武秋山翔吾外野手(31)源田壮亮内野手(26)外崎修汰内野手(26)が1日、侍ジャパンへの意気込みを語った。

代表常連の秋山はチームの潤滑剤となる決意を示した。「選んでもらえて選手冥利(みょうり)に尽きる。チームの垣根も早く壊さないといけない。いろんな選手を巻き込んで、早くそういう空気ができるように、力を注いでいきたい」。

初めて日の丸を背負ったのはプロ2年目の12年11月、WBCに向けた強化試合キューバ戦だった。当時主力の巨人阿部慎之助捕手がケガのため追加招集された。「まだ2年目でプロの世界もよく分かっていない中で、阿部さんに打撃投手をしていただいて、左ピッチャーはどう打つんですか? とか話を聞きました」と振り返る。代表戦期間は、他チームのトップレベルの選手と交流できる貴重な機会でもある。「食事中とか、たわいもない話から、後の自分のプレーに生きることもある。どこでも吸収できるタイミングになると思う」。31歳となり、侍の中心として期待される今こそ、かつての巨人阿部のような役割を果たす決意だ。

内外野をこなせるユーティリティーとして期待される外崎は「前回大会の時は、夢のまた夢の舞台として見ていました。内野でも外野でもしっかり準備して、日の丸を背負う自覚、責任、感謝の気持ちをもってプレーしたい」。俊足と堅守で期待される源田は「とても光栄です。国際大会はいろんな事が起こると思うので、冷静さを失わずにやりたいです」と力を込めた。【鈴木正章】