阪神高山、由伸氏からの金言胸に「日本一目指す」

阪神高山俊外野手(26)がかつての敵将から、ゲキ熱エールを送られた。「スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」の表彰式が29日、都内で行われ、セ・リーグは高山が受賞。トロフィーと賞金200万円を獲得した。その後のトークセッションで、特別ゲストの元巨人監督高橋由伸氏(44)が高山の印象についてこう答えた。

「高山君は監督になった年にドラフトで入った選手。同じ(東京)6大学出身ということでずっと見ていました。まだまだ、力の半分くらいしか出せてないんじゃないかなと思います」

慶大OBの高橋氏は16年から3年間巨人監督を務め、15年に明大からドラフト1位入団した高山を見てきた。136安打で新人王に輝いた栄光を知るからこその辛口エール。「高山君がレギュラーになることで、阪神の勝利が近づくんじゃないかな。3拍子そろってますし、タイガースに足りないところをたくさん持った選手」とプッシュした。

同じ千葉県出身で右投げ左打ち。高山も幼い頃はテレビの高橋氏の姿にあこがれた。「やらなきゃいけないと分かってましたけど、言ってもらえてより一層、やっていきたいと思いました」。今季は105試合に出場したが先発は62試合。来季も福留、糸井、近本との厳しい外野争いが予想される。「レギュラーを取ることが第一の目標。チームとしてはリーグ優勝、日本一を目指してやって行きたい」と決意を新たにした。

楽屋でも高橋氏は高山に「来年はもっと試合数、打席数増やして、ヒットをたくさん打たなくちゃいけないな」と話したという。東6の先輩スターから授かった金言を胸に、開幕スタメンを目指す。【磯綾乃】

◆高山がサヨナラ賞の年間大賞を受賞した満塁弾 5月29日の巨人戦(甲子園)で4-4の延長12回1死満塁に植田の代打で出場。2ボールから池田の3球目を振り抜き、右翼ポール際に今季1号のサヨナラ満塁本塁打を放った。プロ野球17人目(セ・リーグ11人目)の代打サヨナラ満塁本塁打。阪神では96年グレン以来、巨人戦では初めて。チームは甲子園での巨人戦連敗を9で止め、巨人と入れ替わって2位に浮上した。

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  • スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞を受賞した阪神高山(中左)とロッテから楽天にFA加入した鈴木(中右)は記念撮影する。左は倉持明日香。右は高橋氏=2019年11月29日(撮影・滝沢徹郎)