今季開幕ローテーション入りが有力なロッテ種市篤暉投手(21)が、意外にももがいている。

ロッテ浦和球場で自主トレした24日、志茂ブルペン捕手を相手にブルペンで25球、その後グラウンドで立ち投げで20球を投げた。球威ある球も目立ったが、笑顔はない。「まだ感覚が合っていないんです」と首をひねる。

テークバックの大きさを中心にフォームを改良している。先輩のブルペンを見守ったドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)は「すごく力強いボールで、こういう球を投げればプロでもしっかり勝負できるんだなと思いました」と衝撃を受けていたが、種市自身は「まだ、良しあしがハッキリしています」と自分に厳しかった。