ソフトバンク大竹耕太郎投手(24)が26日、「新理論」の習得でレベルアップを誓った。6日から25日まで、オリックス山本、DeNAから米メジャーのレイズに移籍した筒香と大阪で自主トレを行い、この日から福岡県筑後市のファーム施設に姿を現した。

遠投などに加えて、ヤリのような器具を投げたり、側転、ブリッジなどのメニューもこなした。

「重心の大事さを教わった。ブリッジなどもその重心がズレてないか確認するためです」。山本と初めてキャッチボールした時に「球が鳥みたいに飛んでくるようなイメージで、野球人生で一番の衝撃でした。どうしたらこんな球が投げられるのかと思った」のがきっかけで今回自主トレに参加。「腕の振りは弓道のイメージだったり、ウエートトレーニングはしないとか、いろいろ真逆なことばかりだったけど、トレーニング後に球を投げたら思ったよりいい球がいくようになった」と大変身に手応えを感じて、ここまできた。

大竹 もちろん、今季ローテーション入りを果たして活躍したいが、まだまだ5%くらいしかやれていないこのトレーニング理論を続けていくことで長いスパンで大きく変わることができそうです。

昨季は前半にローテーションを守りながら5勝4敗に終わった左腕。育成から支配下になって3年目の今季、大きな刺激を受けてさらなる飛躍に挑戦する。【浦田由紀夫】