新人合同自主トレも28日に最終日を迎え、楽天のドラフト1位小深田大翔内野手(24=大阪ガス)と同2位黒川史陽内野手(18=智弁和歌山)が久米島での1軍キャンプへ意気込みを語った。

この日の練習でも攻守にキレのある動きを見せた小深田は「しっかり自分の良いところをアピールして頑張りたい。足もそうですけど、守備もバッティングも3拍子しっかりアピールして、開幕スタメンを取れるように頑張ります」と宣言した。

守備位置については「試合に出られるのであればどこでも」と話すが、目標は社会人時代と同じ「2番遊撃」。新たに主将に就任した茂木らとのポジション争いが待つ久米島キャンプへ向け「すごい選手がたくさんいる中で、いろいろ勉強できる。すごく楽しみです」と目を輝かせた。

ドラフト2位黒川も高卒新人ながら「(キャンプでは)自分が主役、自分が目立っていく気持ちでガンガンいきたいと思います」という。「バットを振るのがとにかく好き」というスラッガーは、この日もロングティーでは1球ごとにうなり声を上げながら、力強い打球を飛ばした。

「自分は練習量をどれだけやってもバテない自信がある。ランニングは別ですけど(笑い)。野球の技術面、特にスイングはどれだけでもできるという自信があるので、そういうところで自分の(振りの)力強さを見せていきたい」。

一方でプロの一流選手が普段どういう生活をしているかに興味を持っているそうで「浅村選手のプレーはずっと侍ジャパンの活躍とかも見ていたんですけど、プレー以外でどんな過ごし方をしているのかが気になっていて。1日の過ごし方やどういうふうに時間を使っているのかを学びたい」。グラウンド内外で主力選手から学び取るつもりだ。