カーブを再習得する。日本ハム斎藤佑樹投手(31)が、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で自主トレを実施。ブルペンではキャンプ前最後となる投球練習を行い、今オフから取り組んでいるカーブも試投するなど33球を投げた。「より真っすぐを生かすために」と狙いを明かした。

プロ10年目、期する思いからカーブ解禁を決めた。元々高校時代に習得を目指していたが「自分には合わないかと」と封じてきた。プロ入り後は「カーブは投げていなかった。スライダーとフォークで抑えてきた」。だが白星は1勝を挙げた17年から遠ざかっており「何かを変えないと」とユーチューブの動画で楽天岸やオリックス山岡のカーブを参考にするなどして研究を重ねてきた。

春季キャンプではルーキー時代と同じ沖縄・名護から再出発を図る。初日からブルペン入りも予定。「バッターに早く投げたいですね」と紅白戦など実戦でも積極的に投げ、試すつもりでいる。「毎年一緒ですけどね、より一層気を引き締めて」。手を尽くして節目のシーズンを迎える。【山崎純一】