懲罰161球、乱闘引き金…/復活目指す藤浪の歩み

  • 16年7月、ボールの判定にマウンドでがっくりの藤浪晋太郎(撮影・河南真一)

今年は違うで! 阪神藤浪晋太郎投手(25)が29日、沖縄・宜野座で始まった先乗り合同自主トレに参加し、課題の制球力向上をアピールした。ブルペンで投球練習し、受けた梅野隆太郎捕手(28)が「めちゃめちゃ良かった」と絶賛。昨年プロ初の未勝利に終わった右腕に、完全復活の道が開けた。

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<藤浪制球難の歩み>

◆懲罰161球(16年7月8日広島戦)初回先頭田中への四球から3失点。怒った金本監督は、その後も失点を繰り返す藤浪をあえて代えず、続投を命じた。8回8失点、プロ最多の161球を投げさせた。

◆大乱闘の引き金(17年4月4日ヤクルト戦)5回に畠山の左肩に死球を当てた。両軍総出の殴り合いとなり、バレンティンから矢野コーチが突き飛ばされ、金本監督がバレンティンを追いかけ回す騒ぎとなった。動揺した藤浪は、5回9四死球で交代。

◆プロ最短初回1死KO(18年7月26日広島戦)大雨で1時間12分遅れで開始。先頭田中を歩かせるともうメロメロ。2安打4四死球で、わずか1死しか取れずマウンドを降りた。ベンチに帰る際には、辛口の虎党から慰めと励ましの拍手まで起きた。

◆昨季唯一の1軍登板も(19年8月1日中日戦)開幕から2軍暮らしが続いたが、ようやく昇格。ファンが固唾(かたず)を飲んで見守る中、5回途中で1失点ながら8四死球で降板。即刻2軍降格となり、そのままシーズンを終えた。