楽天松井裕樹投手が自らのため、そしてファンのために腕を振る。

チーム休養日の21日、オープン戦開幕戦の22日DeNA戦へ向け、沖縄・那覇市内での投手練習に参加。守護神から先発再転向2戦目の相手には、デビュー戦で2発を放った新外国人のオースティンが控える。東京五輪出場を狙う左腕は「データのない外国人を相手にする貴重な機会」としつつ「シーズンに向けて確認、出していきたいところもある」と引き締めた。

チームは新型コロナウイルス感染予防のため、16日からキャンプでのファンサービスを自粛中。日頃からファンとの交流を大切にする松井は「キャンプは距離が近いのがいいところですけど、自分の体の健康には代えられない。そこは理解していただきたい」と率直な思いを口にした。「収束していけばファンサービスができる時間が増える。結果で返すことも大事」とプロ野球選手として、マウンドで夢を与えていく。