オリックスT-岡田が6回にオープン戦2号となる逆転3ランを放った。

1死二、三塁。阪神藤川の2球目、高めの140キロ直球を捉え、大きな放物線で右翼5階席へ。「チャンスだったので球児さんの真っすぐに合わせて打席に入りました」。無観客の中でゆっくりダイヤモンドを回った。「不思議な感覚ですね。選手もファンも野球を楽しめる環境で。ファンには安心して試合を見てほしい」。

オープン戦の打率は3割1分8厘、7打点。好調を維持しても慢心はない。「少しずつ精度が上がってきた。今は練習で自分のやりたいことをやって、それも試合で出せるようにしたい」。一塁はモヤや新人の勝俣翔貴内野手(22=国際武道大)らと競争中で、この日も出番は5回の守りから。「より良いものを見せられるように。シーズンでも良い成績を残したい」。不振から脱却を目指すスラッガーは、目を見開いた。【真柴健】