「ハマのプーさん」絶好調! DeNA宮崎敏郎内野手が、3打数3安打3打点の大活躍で打線をけん引した。楽天3連戦すべて「6番三塁」で起用され、9打数5安打と機能している。

3回、ロペスの適時打で2点を勝ち越し、なお1死一、三塁。楽天の左腕辛島の130キロ内角直球を捉えた打球は無人の左翼スタンドにはずんだ。リードを一時5点に広げる技ありの1発を「入ってくるボールに対し、体を回転させてうまく捉えられました。チャモ(ロペス)のタイムリーのおかげで楽に打席に入れ、思いっきりいくことができました」と振り返った。

久々に再開した対外試合で、対戦の少ない楽天投手陣に対しても、積極的なスイングでヒットを量産。「僕の場合、ボールを見て合わせるのではなく、仕留めにいってタイミングを合わせる方が合っていると思う。そこを心掛けています」と納得の表情だ。6月19日という異例の開幕日についても「みんな条件は一緒。しっかり自分のポイントで振ることを練習から重点的に取り組んでいきたいと思います」。17年に首位打者を獲得した安打製造機。助っ人3枚の大砲を擁する打線の中で、確かな存在感を見せている。【鈴木正章】