ソフトバンク20年シーズンの勝利の方程式が固まった。練習試合の広島戦(ペイペイドーム)でリバン・モイネロ投手(24)と、右肘故障から復活を期す岩崎翔投手(30)が0封競演。不動のストッパー森唯斗投手(28)を加えた“MIMトリオ”による逃げ切りパターンが確定した。質量豊富な先発陣も開幕ローテが決まり、投手陣は盤石。3年ぶりリーグV奪回と4年連続日本一へ突き進む。
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岩崎が力強い姿で帰ってきた。練習試合再開後初めての連投。2死から会沢に安打を許したが、続く田中広を投ゴロに抑えた。2試合連続で8回の1イニングを任され無失点。「連投したのが久しぶりだったけど、この時期に経験できて良かった。うまく調整して開幕を迎えたい」と手応え十分だ。
岩崎は17年にリーグ最多の72試合に登板し、40ホールドで最優秀中継ぎ賞を獲得した元セットアッパー。ここ2年は右肘の故障でトータル4試合登板にとどまったが、17年リーグVに貢献した「8回の男」の復活は大きい。工藤監督も「連投の日だったけど、しっかり抑えてくれた。安心しました」と笑みを浮かべた。
7回を任されたモイネロはこの日最速155キロをマーク。「直球の強さには納得している」とこちらも手応え十分。前日9回1イニングを3人で斬った守護神森を含めた「MIMトリオ」で開幕に挑む。工藤監督は「リリーフの投手たちは自分の球と打者との対戦を考えながら、しっかりいい球を投げられている。回またぎとか、複数イニングとか連投とか、すべてクリアしてくれた」と満足げ。ソフトバンク20年シーズンの勝利の方程式が固まった。
開幕ローテーションの6人は東浜、和田、二保、ムーア、バンデンハーク、石川で確定。前日打球を左太ももに当てた開幕投手の東浜も一夜明け、問題なしをアピールした。高橋礼、松本ら「第2先発」的な役割も決まり、この日逃げ切り継投パターンも決定。工藤監督も投手陣の整備に手応えを感じている。万全の投手陣をひっさげ、3年ぶりリーグV奪回と4年連続日本一を目指す。【浦田由紀夫】
▽ソフトバンク松田宣(2回に先制の適時二塁打)「打ったのはカットボール。甘い球を仕留めることができました。昨日(12日)同様に、チャンスで打点を挙げられてよかったです」
▽ソフトバンク長谷川(2回は一塁から本塁へ激走。4回も激走で中越え三塁打)「普通のプレーです。今あるベストに近いパフォーマンスはできている。どんな状況になっても、自分のパフォーマンスが出せる準備をしたい」
▽ソフトバンク嘉弥真(6回の1イニングを3人斬り)「直球もスライダーも割と良かったです。前回の投球の映像を見直して、少しは修正できたと思います」
▽ソフトバンク栗原(8回代打で中越え三塁打)「打ったのは直球。最近の数打席はいい打席がなかったけど、久しぶりにいい感じで打つことができました」
<モイネロ>
★2日(オリックス戦、京セラドーム大阪)
9回登板、1回打者3人13球、無安打無失点(3者連続三振)
★6日(阪神戦、甲子園)
8回登板、1回打者5人●球、1安打1失点1死球、2三振
★13日(広島戦、ペイペイドーム)
7回登板、1回打者3人●球、1安打無失点1三振
<岩崎>
★4日(オリックス戦、京セラドーム大阪)
9回登板、1回打者3人11球、1安打無失点
★12日(広島戦、ペイペイドーム)
8回登板、1回打者4人●球、無安打無失点、1四球
★13日(広島戦、ペイペイドーム)
8回登板、1回打者4人●球、1安打無失点1三振
<森>
★3日(オリックス戦、京セラドーム大阪)
9回登板、1回打者4人21球、無安打無失点、1四球2三振
★5日(阪神戦、甲子園)
9回登板、1回打者6人●球、3安打2失点
★6日(阪神戦、甲子園)
9回登板、1回打者5人●球、2安打無失点、1三振
★12日(広島戦、ペイペイドーム)
9回登板、1回打者3人●球、無安打無失点



