#開幕を待ちわびたファンへ-。6月19日のシーズンスタートへ仕上げの登板に臨んだ若手投手が、初の開幕ローテーション入りを確定させた。DeNA平良拳太郎投手(24)、中日梅津晃大投手(23)が投げ合い、ともに5回を投げて1失点。それぞれが持ち味を発揮し、開幕3戦目のマウンドへ準備を整えた。

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高卒7年目の変則右腕、平良が「最終チェック」でも強気の投球で結果を出した。

1回1死一、三塁で打席には右の4番ビシエド。カウント1-1からの3球目、サイド気味のスリークオーターから繰り出す内角高め直球で空振りを奪ってのけぞらせた。そして外角低めへスライダーを挟んでの5球目。シンカーを真ん中低めに沈めて注文通りの併殺に仕留めた。「今日はシンカーを多めに使っていけたのはよかったと思います」。その後は左打者に対しても内角をしっかりと突き、5回を散発5安打の1失点。「キャッチャーの配球通り、インサイドの欲しいところに強く投げられたと思います」と胸を張った。

ラミレス監督も納得の表情で言った。「初回のピンチをうまくしのいだ。期待通りのピッチングをしてくれたね」。春季キャンプは2軍スタートだったが、開幕ローテ入りは早期に通達していた。「10勝以上できる能力があると思うし、年々良くなってきている。だからこそローテーション争いで競争するより、早めに伝えて、しっかり開幕に合わせる準備してもらおうと期待していたんだ」。

指揮官の期待に見事応えた平良。これで開幕3戦目の広島戦(横浜)先発が確定した。「今まで短いイニングで代わることが多かった。しっかりイニングを投げてチームに貢献したい。(開幕ローテは)7年目で初めてなので、しっかり責任感を持ってやりたいと思います」と、笑顔で誓った。【鈴木正章】