わたしの経験から、監督初年度はさまざまなところが気になって仕方がなかったが、2年目は落ち着いて戦えるものです。01年近鉄、09年日本ハムのリーグ優勝は監督2年目。17年の楽天も最終的には3位だが、8月中旬までは首位を走った。

阪神矢野監督は1年目からAクラス入りで自信をもったはずです。外国人選手の登録枠5人への拡大も優位に働くのは間違いない。ボーアは“ツボ”にはまれば怖いですよ。外寄りのチェンジアップの対応に「?」がついたが、4番が固定できれば相乗効果は大きい。

また、わたしは捕手出身で、梅野の成長を高く評価していました。でも練習試合を見ていると坂本との競争にも好感がもてますね。ただ練習試合をみる限り、ちょっと投手力に不安を感じました。新外国人ガンケル、エドワーズにもメドが立ったとは言えません。

昨季まで得点力アップが課題でしたが、ポイントは「打」より「投」でしょうね。このベンチのやりくりは注目です。

開幕延期前の1位予想は巨人だったが、DeNAに変更しました。キャンプで迫力不足だったオースティンの上昇が最大の理由です。(日刊スポーツ評論家)

 

<セ・リーグ>

(1)DeNA(2)阪神(3)巨人(4)広島(5)中日(6)ヤクルト

<パ・リーグ>

(1)楽天(2)西武(3)ソフトバンク(4)ロッテ(5)オリックス(6)日本ハム