中日根尾17打席目でプロ初安打「まず両親に電話」

  • 広島対中日 9回表中日無死満塁、ダヤン・ビシエドの適時打で根尾昂が生還(撮影・加藤孝規)

<広島1-8中日>11日◇マツダスタジアム

中日根尾昂内野手(20)がプロ初安打を放った。大島が今季初のベンチスタートとなり、代わって「2番中堅」でスタメン。9回の第5打席で広島5番手D・ジョンソンから右前打。昨年のデビューから17打席目でついに記録した。

9回無死一塁。140キロのチェンジアップを捉えた。試合の大勢は決していただけに一塁ベース上の根尾に笑みはないが、険しい表情がわずかに緩んだ。4打席目までは空振り三振、二ゴロ、二ゴロ、見逃し三振と苦しんだが、最後に待望の結果が待っていた。

根尾は「ドラゴンズに入ってからたくさんの人にお世話になりました。その人たち全員に感謝したいです」と感謝の思いを口にし、記念のボールを「両親に渡すつもりです。ホテルに帰ったらまずは両親に電話したいです」と続けた。

プロ2年目の今季はキャンプこそ1軍で過ごしたが、6月19日の開幕メンバーからは外れた。2軍生活が続く中、早朝であれ深夜であれ、時間があればバットを振った。それでも試練は続く。出場選手登録された8月4日のDeNA戦から3試合連続スタメン。だが、3試合で8打席に立ち、3三振を喫するなど無安打が続いた。昨年も9月に2打席立ち、2三振。9日の巨人戦と10日の広島戦で代打起用され、ともに三振に倒れていたが、5試合ぶりのスタメンで応えた。

遊撃手でスタートしたプロ生活は2年目で外野にも挑戦。センター根尾として記念すべきプロ初安打を刻んだ。「チャンスをモノにするだけなので今日で終わらないように打ち続けたい」。努力はうそをつかない。それを実証するためのスタート台に立った。【安藤宏樹】