慶大・木沢16K「直球よかった」チーム2勝目貢献

  • 立大対慶大 慶大先発の木沢(撮影・滝沢徹郎)
  • 立大対慶大 7回表立大2死一塁、小沢を空振り三振に仕留め拳を握る木沢(右)(撮影・滝沢徹郎)
  • 立大対慶大 2回裏慶大無死、左前打を放った正木(右)(撮影・滝沢徹郎)

<東京6大学野球:慶大6-4立大>◇第3日◇12日◇神宮

ドラフト候補に挙がる慶大の右腕、木沢尚文投手(4年=慶応)が16三振を奪い、チームに2勝目をもたらした。最速は球場表示で151キロ。7回0/3を投げ被安打4の4失点ながら、後半はスプリットとカットボールを決め球に、三振の山を築いた。法大はリーグ初となるタイブレーク(無死一、二塁から攻撃)が採用された10回、神野太樹外野手(3年=天理)が中犠飛を打ち上げて早大に辛勝、2連勝とした。

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塁上に走者を置くと、木沢のギアが一段上がった。7回先頭を歩かせた直後、一気に3者三振に切って取った。4失点も、走者を置いてからの失点は1点だけ。「真っすぐがよかった。真っすぐを意識させたことで、後半は変化球が使えた」と振り返った。

8回、先頭から奪った三振が振り逃げとなり16個目。次打者に四球を出したところで降板した。猛暑の中、115球を投げた。練習自粛期間に「いい感覚をつかんだ」というカットボールとスプリットを低めに集めた。

ネット裏では9球団のスカウトが見守った。中日松永編成部長は「プロの打者は見極める。ストライクからボールになる球が使えれば勝負できるかな」と話した。木沢は完投を逃したことを悔やんだ。「ほかの投手の負担を減らしたかった。残り全部投げるつもりで準備したい」。4年生右腕は疲れを見せず、頼もしいセリフで締めた。