小さな大魔神が“9回のマウンド”に戻ってきた。DeNA山崎康晃投手が9回から6番手で登板。だがクローザー復帰ではない。2点を追う展開での登板だった。7月29日の巨人戦(東京ドーム)から中継ぎに入った。ここまでは、いずれもリードの場面だったが、7戦目で初めてリードを許してのマウンド。ボーアを見逃し三振、梅野を空振り三振、木浪を平凡な二ゴロに仕留め、3者凡退に抑えた。

2点を追う9回に乙坂、佐野の安打で好機をつくり、代打山下幸の適時打で1点差まで迫った。ラミレス監督は「ヤスがあれだけいい投球を見せてくれたのは久しぶり。しっかりと抑えてくれて9回の攻撃に流れがきたと思う」と評価した。