中日のドラフト1位、中京大中京・高橋宏斗投手(18)が27日、名古屋市内の同校で、松永編成部長、米村アマスカウトチーフらから指名あいさつを受けた。

未来のエースはさっそく、今のエースに弟子入りを志願。「(中日には)球界を代表する大野投手がいます。どんな状況でも無失点に抑え、チームの勝ちにつなげる投球をされている。自分の中でも魅力的(な存在)。チームを勝たせることで勢いも出る。学べるポイントも多いですし、聞きたいことも多くあります」と、大野雄に学ぶ。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けたシーズンで、中京大中京は昨秋の新チーム結成から公式戦無敗で1年を終えた。「チームを勝たせることをテーマにやってきました」。高校NO・1右腕が掲げてきたテーマをプロで具現化しているのが、大野雄だ。球団記録を塗り替え、45イニング連続無失点を継続中。勝ち星こそ巨人菅野に次ぐリーグ2位だが、10勝10完投6完封、防御率1・79、137奪三振。突出した数字を残す。

「調子が悪いときはネガティブになる。(気持ちの)切り替えとか聞きたいです」。高橋は、大野雄との対面に目を輝かせた。【伊東大介】