日本ハム中田翔内野手(31)が清宮幸太郎内野手(21)に愛ある叱咤(しった)激励だ。4年ぶり3度目の打点王を決めた一夜明けの10日、後輩を思うがあまり、中田節でばっさりと切り捨てた。

中田 今年に関しては相手にならないというか、眼中にもないっていう感じ。

31本塁打108打点の中田から見て、7本塁打22打点の清宮の成績は、やはり物足りない。今季は一塁手として併用されたが、中田のレギュラーの座は揺るがない結果に終わった。

シーズン中から2人で話す機会も多く見られた。清宮のポテンシャルの高さを認めるからこそ、アドバイスも送り続けていた。

中田 最終的には清宮が、このチームの看板選手というか、引っ張っていかないといけない存在になると思う。清宮には、そういう選手になってほしい。それだけすごい選手なので、誰がどうみても。世間の評価はすごく低いのかもしれないけど、今後の活躍を応援してもらいたい。

清宮を筆頭に、レギュラー陣を脅かす若手の存在は、ほぼいなかった。この現状にも危機感がある。

中田 上位にいるチームを見ると若い子が出てきて、やっぱり強いんだなと思った。正直、今年は不安を感じることはなかった。そこが逆にチームにとってマイナスになったと思う。

清宮を含む若手は宮崎で開催中のフェニックス・リーグで鍛錬に励んでいる。レベルアップした後輩との再開を楽しみにしつつ「僕ももちろん、清宮に負けないように頑張っていきたい」。来季こそ、清宮と張り合いのあるライバル関係になることを中田は願った。【木下大輔】