ロッテは14日、井口資仁監督(46)をはじめとする来季の首脳陣を発表した。大谷智久投手(35)が現役を引退し、育成投手コーチに就任する。

大谷氏は報徳学園(兵庫)、早大、トヨタ自動車とアマ球界屈指の強豪を経て、09年ドラフト2位で入団。リリーフを中心に11年間で340試合に登板し、20勝34敗、防御率は3・67。今季は1軍登板がなく、来季構想外となっていた。真摯(しんし)に野球に取り組む姿勢は、チーム内外から高い評価を受けていた。

引退ならびにコーチ就任にあたって、球団を通じ「派手さもないボクをいつも大声援で送り出してくださったファンの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。選手に寄り添い、1人1人の個性を伸ばせるようボク自身も学び、野球人として、1人の人間としてもともに成長したいと思います」とコメントを寄せた。

また、2年間ファームの指揮をとった今岡真訪2軍監督(46)が、来季は1軍ヘッドコーチに就任する。代わって、鳥越裕介1軍ヘッド兼内野守備コーチ(49)が来季は2軍監督を務める。元オリックス監督の森脇浩司氏(60)が、1軍野手総合兼内野守備コーチに就任する。