打倒ソフトバンクへ、巨人原辰徳監督が新入団選手にプロの心構えを授けた。川崎市のジャイアンツ球場で行われた新人合同自主トレ初日の冒頭、ルーキーを前に「『限界を超えたところにプロの世界はある』『少々の壁や困難が来ても、そんなものは当たり前だ』『自分はそういう世界に来たんだ』という思いで戦ってもらいたい」と熱い言葉を投げかけた。

リーグ3連覇と日本一奪還へ、新たな血を注入する。ドラフト1位平内と同4位伊藤優輔投手(23=三菱パワー)、同6位山本一輝投手(22=中京大)の1軍キャンプメンバー入りの可能性を示唆。「山本君も投げっぷりも良かったし、1軍からスタートできる可能性を高く持っている選手だと思います」と加えた。

例年より約1週間遅れで新人合同自主トレを開始させた。「2月1日、ジャイアンツのユニホームを着て自分の背番号を背負う姿を楽しみにしておきたい」とチーム力を底上げする新戦力の台頭を期待した。

○…原監督が、菅野の春季キャンプS班スタートの方針を示した。4年連続7度目の開幕投手が確実視されるエースについて「力むことなく、いい状態でシーズンに入ってくれればそれなりの成績は出ると思う」と、温暖な沖縄で2月6日から自主調整を行うグループに組み込む考え。「万全の状態で開幕を迎えることを願っています」と語った。