阪神ドラフト5位の村上頌樹投手(22=東洋大)が、“桐生走法”で3000メートル走2位に入った。26日の計測で、1位高寺に2秒差の11分29秒。練習後のオンライン取材では「めちゃめちゃしんどかったです」と振り返ったが、抜群のスタミナを披露した。

東洋大時代、グラウンドの右翼後方の坂で、陸上男子100メートル前日本記録保持者の桐生祥秀(25=日本生命)が走る姿を見ていた。「走り方も野球部とは全然違いますし、すごいなと思って見ていました」。「地面をしっかり蹴る」と桐生の言葉を伝え聞き、意識したことで好走につなげた。

初のキャンプは2軍スタートとなったが、焦る様子はない。この日はブルペンで捕手を立たせて30球を投げた。「今日は80パーセントぐらいで投げることができた」と状態は順調に上がっている。「2軍でも絶対できることはあると思う。そこでしっかり体を作ってオープン戦でアピールできれば」。土台を作り、1軍の舞台へ駆け上がる。

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