阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(22=近大)が、早くも猛虎史を塗り替えた。伝統の一戦で左翼ポール際へ4号ソロ。

一度はファウル判定となったが、矢野監督は即リクエストを要求。リプレー検証の結果ファウル判定が覆り、ホームランと判定された。球場に駆け付けたファンも、宿敵への1発に大歓声。「打ったのはストレート。ツーアウトでしたが、甘く入ってきたボールをうまく捉えることができました」。この時点で、オープン戦の本塁打王争い単独トップに躍り出た。

ドラフト入団の新人がオープン戦で4本塁打を記録したのは、球団初。しかも佐藤輝は4本塁打のうち、3本が甲子園だ。4本すべてが中堅から左翼方向と、逆方向への特大アーチを連発している。

試合前のフリー打撃では41スイングで5本の柵越え。最後は2連発で締める「豪快デモ」だった。巨人ナインが見学するなか怪力を見せつけており、試合でも実力通りのアーチ。昨季本塁打と打点2冠の巨人岡本和も、あっけに取られていた。「伝統の一戦と呼ばれる巨人戦で打つことができて良かったですし、これからももっと打つことができるように頑張ります」と宿敵相手に存在感を示した。

7回先頭の第3打席では、巨人戸根の126キロスライダーを右前へ引っ張り、マルチ安打となった。

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▽巨人高橋(阪神佐藤輝の印象) 1球で甘い球は捉えるいいバッターだと思う。真っすぐに強いと思う。

▽巨人若林(左翼で阪神佐藤輝の打球が頭上を通過し) ちょっと、はっきり分からなかったです。すごいパワーがあるなと思いました。