143戦、全勝で5年連続日本一だ! ソフトバンクは開幕前日の25日、ペイペイドームで最終調整。工藤公康監督(57)は「最後まであきらめないことがチームにとって一番大事」と、ビハインドの展開でも勝ちにこだわる強い姿勢を示した。今季は延長なしの9回打ちきりが決定し、五輪期間の夏には試合が組まれていない。21年ルールも追い風に、歓喜を勝ち取る。
指揮官は穏やかな様子で、選手たちの姿を見守った。グラウンドで王球団会長にも激励された。いよいよ開幕は目前だ。「どんなに点数が開いていたとしても、9回最後のアウトを聞くまでは負けではない。力を合わせて一丸になっていく姿勢を大切に。相手も脅威に感じると思う。逆転も生まれるし、ミラクルも生まれる。見ている人にも感動を与えられる」。すべての試合で勝ちを目指す。その心意気で、21年を戦い抜く。
森山投手コーチも「早い回から負けゲームを作りたくない。拮抗(きっこう)したゲームを作りたい方針」と話しており、劣勢でも逆転につなげられる継投を目指していく。キーマンは先発が崩れた場合のロングリリーフ候補、高橋純や田浦になりそうだ。9回打ちきりルールや夏場に試合がないことも、救援陣にはプラスに働く。指揮官は「143試合、1試合1試合を大事に戦っていきたい。勝ちを積み上げることで、秋には笑って、いいシーズンだったと思えるように頑張っていきたい」と、表情を引き締めた。【山本大地】



