楽天ブランドン・ディクソン内野手(29)が23日、ロッテ12回戦(ZOZOマリン)で4月23日西武戦以来、63打席ぶりの今季2号3ランを放った。試合前までの月間成績は35打数3安打の打率0割8分5厘と低調だったが、豪快な一撃で25日から始まる巨人との交流戦に弾みをつけた。

乾いた打球音が響いた。1点リードの6回1死二、三塁で2番手小野の150キロ内角直球を左翼席に放り込み「自分にとって何よりも大きい1発だよ。感触もすごく良かった」と、仲間の祝福に満面の笑みを浮かべながら応えた。「この成績でも使ってくれる球団に感謝したいし、チームメート、仲間に支えられてここまで来ているので、その人たちのためにもなんとか頑張りたい」と意気込んだ。

コロナ禍で来日できていない家族とはテレビ電話を重ね「僕が起きるときに奥さんが寝る時間という逆の生活だけど、なんとかコミュニケーションを取っています」と時差がある中、サポートする家族の応援を力に変えた。不振が続く中でも打撃コーチやスコアラーからの情報を受けながら打撃の試行錯誤を重ね、勝利に直結する1発に結びつけた。シーズンは序盤。異国で頑張る姿を、これからも結果で伝え続ける。

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