阪神の嶌村聡球団本部長(53)は2日、阪神中谷将大外野手(28)とソフトバンク二保旭投手(31)の交換トレードが成立したことについて代表取材に応じた。「今回打者を求めるソフトバンクさんと投手を求める当球団というところで合致した形です。合致したと同時に選手に通達させていただいた」と経緯を説明した。

新戦力として迎え入れる二保については「先発と中継ぎ両方できる非常に器用な投手。ウチの投手陣の中にも割っては入れるだけの力量がある。先発ではファームにおいてもある程度、長いイニングをまとめることができる。球種もかなり豊富。場慣れもしてきている。脂が乗り切ってきているので、非常に重宝するのではないか」と大きな期待を寄せた。入団会見、チーム合流は近日中となる。

阪神で11年目を迎えていた中谷は今季ここまで1軍での出場機会がなかった。「彼のためにも、出場機会を目指して、請われていくわけですから、当然、チャンスはあると思う。今回は両チームにとっていいトレードではないかなと思います」と中谷にとっても、大きなプラスになると話した。

◆阪神の今季開幕後のトレード 谷川昌希投手を4月20日に日本ハムへ金銭トレードで譲渡して以来、今季2例目。今季の球界全体の交換トレードは、DeNA国吉佑樹投手左右ロッテ有吉優樹投手、中日加藤匠馬捕手左右ロッテ加藤翔平外野手に続いて3件目。なお阪神のシーズン中の交換トレードは、20年に飯田優也投手左右オリックス小林慶祐投手以来。【関連記事】広島―阪神詳細スコア

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