日本ハム荒木大輔投手コーチ(57)が、愛弟子の松坂大輔の引退に「すごくいい時を過ごさせてもらった」と感謝した。

04年から4年間、西武の1軍投手コーチ時代に指導にあたった。「とにかく投げきる。代わることを嫌うピッチャーだった」と振り返る。投手コーチとしては「ケガの心配もしなくていいし、助けられた」という。松坂の名前は、かつて甲子園を沸かせた早実のエース・同コーチに由来する。コーチと選手の関係ではなくなってからも交流があった。

「すごくいい時間を過ごさせてもらった半面、彼の悪い面が気になって気になってしょうがなくて。かなり厳しく言ってきたつもりだけど、どこまで響いたか分からないけど」と笑い「茶髪だったりね。服装なり、時間のルーズさであったり、挙げればきりないほど悪いやつなんで。ただこと野球に関してはもうしっかりやれる子だった」と懐かしんだ。