前半戦でチームトップタイの7勝を挙げた楽天早川隆久投手(23)が、5回を4安打1失点にまとめた。

先頭に安打された3回に唯一の失点。4回は連打と四球で3人連続の出塁を許したものの、こらえた。「痛打された球が高かったと再認識しました。連打された時の間合いの使い方をもう1度確認してやっていきたいです。全体的には自分の投球に集中できました」と振り返った。

3回先頭のヤクルト吉田成の中前打は、初球からカーブを2球続けて打たれた。変化球を連投した際の打者の反応を確認することが目的で、7月24日の侍ジャパンとの強化試合でもカーブを多めに試した。「カーブはキャンプ中に岸さんに教わって、他球団ですけど(広島)森下暢仁さんにも聞いた。緩急を使いたいというのがあった」と進化を求める。

後半戦に向けて調整は順調で、石井GM兼監督も「球の精度もよかったし、各球種のキレもよかった。問題なくシーズンに入っていけるんじゃないかな」と評した。