巨人の売り出し中の「ヤングG」2人が帰京後即マルチ安打を決めた。ドラフト3位ルーキー中山礼都内野手(19)は、「1番遊撃」で先発し、左中間への適時二塁打を含め、4打数2安打1打点で存在感を見せた。育成から支配下返り咲きを目指す山下航汰外野手(20)も、「5番右翼」で先発し、3打数2安打1打点、2本の二塁打を放ちアピールに成功した。

2人に加え、この日出場した八百板、喜多、菊田らは5日午後6時開始のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に出場。この日の朝、飛行機で福岡から帰京した。全体練習には参加せず、室内練習場での個別調整で試合に備えた。

1軍の経験を積んで2軍に帰ってきた「ヤングG」に対して阿部慎之助2軍監督(42)は「(1軍に)呼んでもらって実際自分がプレーをして、何を感じて帰ってきたのか。そこが大事だと思う。自分に何が足りなくて、どういうことをもっと伸ばして、どういう選手になりたいか。そこを考えてくれたらいいかなと思う」と求めた。